社会保険労務士事務所しのはら労働コンサルタントBlog

東京都杉並区にある社会保険労務士事務所しのはら労働コンサルタントのブログです。元労働基準監督官の社会保険労務士が人事労務に関する疑問・お悩みに対応いたします。

会社が行う「定期健康診断」のポイント

日本では、職場における労働者の安全と健康を確保するために「労働安全衛生法(安衛法)」が定められており、会社が社員に対して行う健康診断は、同法に基づいて実施されています。 健康診断には、従業員の採用時に実施する「雇入時健康 […]

会社から従業員への損害賠償請求は可能?

昨年末、会社ともめて退職した際は賠償金を払わなければならないという違法な労働契約をしていたとして、大阪西労働基準監督署が、会社とその代表取締役を労働基準法違反容疑で大阪地検に書類送検したとのニュースが報じられました。 違 […]

東京労働局が電通を労働基準法違反で書類送検。わずか1ヶ月半の異例のスピード。

多くの役所や会社が仕事納めとなる12月28日、東京労働局(三田労働基準監督署の上部機関)は、労働基準法違反の疑いで、法人としての電通と、過労自殺した女性新入社員の当時の上司を書類送検しました。 強制捜査の着手からわずか1 […]

従業員がマイナンバーの提出を拒否した場合はどのように対応すべき?

「マイナンバー法」(手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律)の施行に伴い、今年の年末調整から、従業員は、マイナンバーを記載した扶養控除等申告書を会社に提出することが必要となりました。 しかし、従業 […]

年末に「106万円の壁」や「130万円の壁」を超えないように勤務調整することは意味がないかも!?

配偶者控除が受けられる範囲でパート勤務をしている方の中には、1年間の給与収入の合計が103万円以下(2016年現在)に収まるように、年末に勤務時間数の調整を行っている方も多いのではないでしょうか。 中には、「103万円の […]

配偶者控除の拡大でパートが収入150万円まで働くと手取りはどれだけ増える?

12月8日に来年度の税制改正大綱が発表され、所得税の配偶者控除が受けられる給与収入の上限が、現在の103万円以下から150万円以下に引き上げられることになりました。 なお、来年度(2017年)の税制改正ですが、新しい配偶 […]

社会保険料の本人負担額の端数処理はなぜ「50銭以下切捨て51銭以上切上げ」なのか?

社会保険料の本人負担額は「50銭以下切捨て51銭以上切上げ」 健康保険料や厚生年金保険料などの社会保険料は、会社と本人がその半分ずつを負担して納付しています。 もし、社会保険料の折半額に端数が生じた場合は、「本人の負担額 […]

36協定があっても過労死ラインを超える長時間労働を行わせることが出来てしまう理由

厚生労働省は、労働者が発症した脳血管疾患(くも膜下出血や脳梗塞)や心臓疾患(心筋梗塞や狭心症)を労災として認定する際の基準として、「脳血管疾患及び虚血性心疾患等の認定基準」(脳・心臓疾患の認定基準)を定めています。 同基 […]